2025-03-24
世界を構成する構造について、その構造を理解するために必要な「概念化」というプロセスを説明します
前回の記事では、世界の構成要素のひとつとして「リズム」についてお話ししました。
今回はもうひとつの要素、構造 について紹介します。
構造とは、物事同士にある「親子関係」のようなつながりを指します。
例えば、
このように、身の回りには無数の構造があります。
他にも、技術、コンピューター、文学、映画など、枚挙にいとまがありません。
さらに、構造は時間とともに変わります。
動物は絶滅したり新たに発見されたりしますし、国も興亡を繰り返します。
構造が存在すること自体は、誰もがなんとなく理解しています。
しかし、大事なのは 構造を新たに発見すること。
これを私は 概念化 と呼んでいます。
例えば、犬・猫・馬をただ知っているだけでは、単なる知識の暗記に過ぎません。
けれど、「乳で子どもを育てる」という共通点を見つければ、「哺乳類」という概念が生まれます。
さらに「背骨がある」という特徴を見つければ、「脊椎動物」という上位概念が生まれるのです。
概念化できたとき、初めてその対象を「自分の言葉で」説明できるようになります。
たとえば、日記を書くときや、「昨日はどんな1日だった?」と聞かれたとき、一瞬では言葉が出てこないかもしれません。
でも、昨日食べたもの、会った人、やったことを思い出しながら、
「穏やかな1日だった」「忙しかった1日だった」などと一言でまとめることはできるでしょう。
このとき、昨日の出来事を構造化し、重要な要素を抽出し、概念化できたと言えます。
実は、概念化にはエネルギーが必要です。
多くの情報の中から、大事なポイントを見つけ出し、自分の言葉で整理する——
これには意識的な取り組みが求められます。
だからこそ、たとえば「1日1回日記を書く」など、概念化のリズムを習慣化することが、継続のカギになります。
今回は、世界が「リズム」と「構造」で成り立っているという考え方、
そして構造を理解するために必要な「概念化」というプロセスについてお話ししました。
さらに、概念化とリズムは互いに影響し合い、
リズムを作ることで概念化が継続しやすくなる——
そんな相互関係についても触れました。
次回以降は、この概念化とリズムをどのように日常で活用できるのか、
さらに具体的に掘り下げていきます。
著者: 田丸ひろ